TREATMENT
当院は運動器リハビリテーション(Ⅰ)の施設です。高齢者向けの転倒予防・筋力低下の改善に向けた運動から、小学校低学年からのスポーツ復帰のためのリハビリまで行います。また、他病院での手術後のリハビリも積極的に対応しています。急性発症した運動器疾患またはその手術後の患者様には、運動器リハビリの早期介入による重要性から、発症または手術から150日間の期限があるため(※1)、限られた時間のなかで積極的に行っていただくようおすすめしています。
理学療法士による個別リハビリとなりますので、完全予約制となります。
※1.保険診療の規則により、健康保険での運動器リハビリテーションは発症日または手術日から150日間の期限があります。期限が近づいてきて症状が残っていても原則として終了です。「もっとやりたいんだけども、、、」と相談されることもあるかと思いますが、改善の見通しが明らかでない場合には、延長はできないこととなっております。また、介護保険で個別リハビリや訪問リハビリをされている方は運動器リハビリは難しいためご相談ください。
※2.体調不良や休養等で急に都合が悪くなった場合には、お電話でのご連絡をお願いいたします。
※3.他病院から運動器リハビリテーション目的のご紹介をいただく場合には、担当医の先生に診療情報提供書を作成いただくようお願いいたします。また、前の施設で運動器リハビリテーションを担当されていた理学療法士の先生からも治療経過について情報を提供いただきますようお願いいたします。
全身を水圧でマッサージし血行を促進する効果があります。
関節を引き伸ばすことにより,関節にかかる圧力を分散させ、疼痛軽減効果があります。
患部を温め血行の改善,筋肉や関節の柔軟性改善に効果があります。
電気刺激により血行の改善,筋緊張の緩和させ疼痛を改善させる効果があります。
疼痛抑制、筋・関節の柔軟性・可動域改善を行います。
理学療法と組み合わせて行う電気刺激治療です。
理学療法と組み合わせて行い、体組織内に深部熱を発生させ、症状の改善を行います。
低出力パルス超音波の作用による音圧効果で骨形成を促進し、治療期間を約40%短縮できる効果があります。
神経、靭帯、筋肉、腱など軟部組織の観察が可能となります。
その他、疼痛を緩和させるための筋膜リリース、神経ブロックを行う際に使用します。
腰椎と大腿骨近位部を放射線を伴わずに測定できます。
足関節捻挫
症状足関節(足首)捻挫のほとんどは、足関節を内側に捻って生じます。足関節外側の靭帯(前距腓靱帯)が損傷します。外くるぶし(外果)の前や下に痛みがあり、腫れます。また、外くるぶしの前や下を押さえると、痛...
特発性大腿骨頭壊死症
症状特発性大腿骨頭壊死症の症状は、比較的急に始まる股関節痛と跛行です。長い時間かかって進行する変形性股関節症と違って比較的急性に発症しますので、関節の変形による機能障害は初期にはあまり見られません。原...
発育性股関節形成不全
症状古くは独歩後に跛行することで発見されましたが、現在は乳児検診で開排制限(股の開きが悪いこと)や脱臼感があった場合、X線(レントゲン)か超音波(エコー)診断が行われることで早期発見が可能になっていま...
変形性股関節症
症状股関節症の主な症状は、関節の痛みと機能障害です。股関節は鼠径部(脚の付け根)にあるので、最初は立ち上がりや歩き始めに脚の付け根に痛みを感じます。関節症が進行すると、その痛みが強くなり、場合によって...
O脚・X脚
症状初期症状は外見上の異常のみですが、変形が高度になると痛みや機能障害を呈するようになります。幼少期に認めることがほとんどですが、青年期発症のO脚・X脚も存在します。原因と病態O脚(内反膝とも言われる...
腓骨神経麻痺
症状下腿の外側から足背ならびに第5趾を除いた足趾背側にかけて感覚が障害され、しびれたり触った感じが鈍くなります。足首(足関節)と足指(趾)が背屈で出来なくなり、下垂足(drop foot)になります。...
膝蓋骨脱臼
症状ほとんどは膝蓋骨が外側に脱臼(外側脱臼)します。新鮮例では膝関節の痛みや腫れが生じます。脱臼を繰り返す(反復性脱臼)ようになると痛みや腫れなどは少なくなり、不安定感を強く訴えます。原因と病態ジャン...
スポーツによる膝の慢性障害
症状ランニングやジャンプを長時間繰り返しおこなうことによって膝に痛みが生じてきます。痛みを我慢してスポーツを続けていくと、オーバーユースという組織の障害が回復しないまま、ストレスが加わってしまい、症状...
オスグッド病
症状脛骨結節(お皿の下の骨)が徐々に突出してきて、痛がります。時には、赤く腫れたり、熱を持ったりします。休んでいると痛みが無くなりますが、スポーツを始めると痛みが再発します。発育期のスポーツ少年に起こ...
膝靭帯損傷
症状急性期(受傷後3週間くらい)には膝の痛みと可動域制限がみられます。しばらくして腫れ(関節内血腫)が目立ってくることもあります。急性期を過ぎると痛み、腫れ、可動域制限はいずれも軽快してきます。しかし...